TEAP 受験を考える方へ
TEAP とは上智大学と英検協会が開発した、読む、聞く、書く、話すの4技能の力をバランスよく測ることを目的としたいわゆる外部試験の1つです。まだまだ採用大学は限られているようですが、少なくとも上智大学を志望される方は受験しなければなりません。
英検の準1級と比べると、語彙があきらかにアカデミックで、大学生用語。例えばmajor (専攻)やgraduate (大学院生の)、undergraduate (学部生の)といった大学生の生活用語といったものに強くならなければなりません。こういった語彙は一般的な高校の英語の教科書ではあまり扱われていないでしょうから、TEAPのサンプル問題で確認する、高校生、大学生向けの洋書なども読むなどして、幅広い語彙力を構築する必要があります。
でも、まずは高1、高2生は学校の教科書を大切に勉強すること。教科書に出てきた単語、表現は必ずそのときに覚えるようにすること。教科書を音読して、英語のリズム、発音を自分の体にしみこませること。それができていないのに、英検対策だ、TEAP対策だといってみても、よい結果は望めないと思います。
日頃からとにかく、CDを聞いて音読してください。読んでわかる能力と、聞いてわかる能力にあまり差がないようにしてください。言い換えれば、聞けるスピードで読めなければなりませんし、聞いただけでは何を言ってるかわからないけれど、「目で見たらなーんだ」といったことがあまりないようにしなければなりません。
TEAP受験であろうが、大学入試であろうが、英検であろうが、高得点を目指すには、良質な英文をたくさん聞き、音読し、体全体を使って、英語を自分の体にしみこませるように勉強しなければならないのです。