いいものに触れさせてあげたい
うちの中2クラスは3名だけとうこじんまりとしたクラスです。その中の一人の女子は本当に読書が好きなようで、いつも何か読んでいます。
で、その彼女が先日、日本の出版社の問題集の長文問題を解いていて、「変だよ〜、変だよ〜」って言うんです。
確かに。中学生用の問題集の長文は無理やり問題作るためのものがほとんどなので、内容面だけでいうと、首をかしげるものがほとんどなのです。
日曜の朝に張り切って、ボランティアの公園掃除に行く中学生とか、電車に乗っていて帽子を風に飛ばされたから、後から帽子を取りにいけるように鞄を窓から投げだ人の話とか。まぁ。確かに変ですよねぇ、知的好奇心もほとんどそそられません。
残念ながら、洋書の読本とは「雲泥の差」があります。
そこで文法学習に余裕のある彼女には、読み物として写真の本を渡しました。
シンプルな表現ながら論理だった文章。的確な語彙。興味をそそる題材。
問題集のドリルで文法をしっかり学習した後は、洋書を読む。そしてCDを聞いて音読する。
問題集のドリルで躓いている生徒はまず問題をきっちり。余裕のある生徒はどんどんいい物に触れさせていこうと思っています。