原則も誰かに教えてもらわなければ気づかない - スペルと発音の連動
投稿随分さぼってしまいました。すみません。大学、専門学校がやっと夏休みに入り、投稿する時間ができました。お休みの間、私自身の英語の学習などで気づいたことなどアップしていきたいと思います。
大学生もそうなのですが、どうしてもスペルミスを繰り返す学生たちがいます。例えばsuppose とsurprise 。brush とblush(赤面する)。そういう学生たちはたいてい、漢字を覚えるのと同様に書いて書いて必死にスペルを覚えようします。それはそれでいいのですが、彼らには1つ抜け落ちているところがあります。
漢字は表意文字で英語は表音文字。漢字の読みは誰かに教えてもらうか辞書で調べなければわかりませんが、意味はまあ推測できます。英語は真逆。意味は辞書で調べるか誰かに教えてもらわなければわかりませんが、まったく知らない単語でも発音はできるのです(意味を推測できる場合もあることはあります)。
英語はスペル通りに発音すればよく、聞いたとおりに書けばだいたいスペルが合うものなのです。
スペルミスの多い学生に、「suppose というときに、あなたは rを発音してるの?発音してないでしょう。じゃ、r いらないじゃん。surprise はどうなの?r って言ってるでしょが、じゃ、書かなきゃ」。
その学生はthrill のスペルも thlillと書いていたので、thrill の発音をもう一度教えて、「ね、th の後ろにl を発音するなんてことは、ほんと言いにくくてたまらないでしょ。だから r でしょ。で、終わりは l で言い終わってるじゃないの」
本当に原則どおりというか理屈どおり。理屈に合わないことは、やらないものなのです。
そしてペーパーテストの点数だけではなく、スペル通りに発音するからこそ、相手に伝わる英語になるのです。スペルは紙に書くだけではなく、口でもスペルを綴るのです。
本当に当たり前、至極当然のことなのですが、こんな当然のことも誰かに教えてもらわなければ、なかなか自分ひとりでは気づかないもの。
私が小学生相手に口すっぱく教え続けていることの原則の一つが、まさしく発音とスペルの連動なのです。