センター試験 - 読解とリスニング
今日はセンター試験。私もかつて共通一次といわれていた試験を受けましたっけ。間際になって長文読めないんですって駆け込んできた受験生を今回なんとか指導しましたが(お願いだから、もう少し早くきてくれよ〜)、大丈夫だったかしら、何とか最後まで読み切れたかしら???
いろいろ批判があるでしょうが、私個人はセンター試験はよくできている試験だと思っています。発音、文法の他、話の流れから単語の意味を類推する問題、相手の言っていること要約する力、論理展開、必要な情報だけを抜き取る力、論説文、ストーリー展開など、読解力がバランスよく問われています。難解な文章はありませんが、大量の英文を決められた時間内に正確に読めなければなりません。
試験ですから、時間内に解答しなければなりません。それには問題のタイプに合わせて読み方を変えるテクニックが欠かせないのですが、まずは「速く正確に」読む実力を育てなけれななりません。
高校1年生は文法を固める、2年生は速く的確に読むために精読と速読の練習、とにかく読みまくる。3年生はテクニックの習得という流れで勉強するのがいいと思います。そして、忘れてはならないのがリスニング。聞きながら文章を理解できるよう、読解練習を解いたら必ずその問題をCDで聞かなければなりません。CDの読み上げのスピードで文章を理解できるようになって速読力が自然についていきます。もちろんリスニングそのものの力もつきます。読解問題の練習にリスニングを取り入れることは、絶対に必要なのです。