文法の大切さ

あけましておめでとうございます。あまりに多忙でなかなか更新できないのですが、今年こそはもう少し頑張ります(たぶん。。。)

先日アメリカ人の友人と食事に出かけました。いつもの事ながら話題は色々。何してたとか、年始の仕事始めはいつだとかあれこれと話してきました。

日本語をもっとうまくなりたいらしいその友人、ファミレスでバイトしたいけど雇ってもらえるかな(本人は修士号をもつ大学教員です)、自分の周りの日本人がみんな英語話すから、自分の日本語がうまくならないと言ってました。

そうねぇ、それは分かるけど(友人の日本語レベルは初級)日本語と言っても関西弁みたいに方言もあるから難しいよと話をしていて、私から質問。「あなたは、英語だったら、年齢、性別、国に関係なく全部聞き取れるの?」

友人の答えが、とても当たり前なんですが、あらためて本当に新鮮に聞こえました。「最初はまったく聞き取れなくても、2週間くれれば、どんな訛りでもわかるようになるよ。文法は一緒だから。」

そうそう、本当にそう。英語を母語とする人は世界中にいるので、いわゆるネイティブと呼ばれる人達の間でも、発音や語彙の選択にかなりの差が出てくる場合があるのですが、ネイティブは絶対に「文法だけ」は間違えないのです。考えてみれば、本当に本当に当たり前のです。関西育ちの私はいまだに関西アクセントで話していて、アクセントや語彙の選択が関東の人と違うことがあるのですが(「鯛の子」のアクセントが関東の人とまったく違っていて爆笑の渦になったことがあります)、日本人同士、文法は意識しなくても全く同じなのです。

私は文法は大事、大事と言い続けていますが、もちろんペーパーテストで高得点を取るためにも文法は重要ですが、決してそれだけではなく、そのもっともっと先、文化も発音もアクセントも異なる人たちと英語でコミュニケーションをとる場合に、文法が手掛かりとなり、命綱になることがあるのです。