Are you like an apple?

中学1年生にとって最大の難関は、一般動詞とBE動詞の区別だと思います。you に対する質問で、あるときはAre you 〜?と質問し、あるときはDo you 〜?と質問する。なぜか?私は生徒によく説明させるのですが、普通の中学生が「なんとなくそうだから」とか「感覚的にそうだから」というときは、まず十中八九わかっていません。

私たちが、母語の日本語について「説明はできないけれど、この言い方はおかしい」と言うとき、その判断は間違いなく正しいと言えるでしょう。しかし、英語について同じことを言うことは、残念ながらできないのです。「直感」というのは、膨大な知識量や練習量があって初めて働くもの。週3回の英語の授業だけで英語に対する直感など働きません。

だからこそ、理解が欠かせないのです。英語を理解するというより、日本語も含めた言語に対する理解ともいうべきでしょうか。「動詞」とは何か?「形容詞」っ?「名詞」って?

うちは英語教室なのですが、小学校6年生クラスでは英語から少し離れ、動詞、形容詞、名詞とは何か、主語とは何かを日本語で学びます。発音も必須、音読も大事。リスニングだってやらなければならない。でも将来的に英語力が伸びるかどうかのカギは「理解」にあるのです。

ちなみにAre you like an apple? は奇妙な文ですが、英文としては誤っていません。ただし意味は「あなたはリンゴのようですか?」になります。