音読はやはり大切
音読はやはり大切。英語の勉強の基本の基本。で、中学生男子の一人は音読をとても嫌がる。「僕は、じっと英文見て、意味考えて、問題とく方がやりやすい」という。うーん、じっと英文みて考えるって、それじゃ、江戸時代の漢文。江戸時代の武士は、中国、朝鮮の人と筆談で不自由なく意志疎通できたし、立派な漢詩も作れたけど、中国語は一言も話せなかった。
「テストに音読ないから」とも彼は言う。「まぁ、そうだけど英語の発音やリズムは、じっと英文見てても身につかないし、テストのための勉強だけしていても、将来英語を使えるようにはならないよ。英語そのものを正しく勉強しておけばテストはとれるよ。自分で考えるのはとてもいいことだけど、例えはa や the の理屈はとても難しい。ここは考えるより慣れなきゃ。音読しておけば頭じゃなくて口が覚えてくれてるよ」。
「高校入試に発音問題ないから」とも彼が言うから、「大学入試には発音問題は必ずなんかの形で出題されるよ。音声を大事だと思わない英語の先生はいない。だけど、受験生全員にスピーキングテストできないでしょ。だから必ず出題される。ちゃんと音読していれば、アクセントや発音問題はまず間違えないのよ。」
「話すための勉強は後からすればいい」とも彼が言うから、「中高6年間、ろくに音読練習しなかった生徒と、きっちり音読してきた生徒では、大学入学時のスタート地点が全然違う。発音もアクセントもイントネーションもまったく身についてない大学生1年生が4年で話せるようになるほど、英語を話すことは簡単じゃないよ。まず、スタートで躓いちゃうかもよ」
わかってくれたかな?