絶滅危惧種?
ある大手自動車メーカーが日本から撤退を決めました。もちろん足元の業績が振るわないことが原因でしょうが、50年後に人口が3分の1いなくなってしまう絶滅危惧種の国からは撤退ということも一因と思います。そう考える外国企業は多いでしょうし、日本の企業も国内だけでは到底食べてはいけなくなるでしょう。
英語を仕事でつかえる能力がますます必要になっていきます。おそらく今の韓国のようになるのではないでしょうか。韓国人の英語力は日本人のそれを大きく上回ります。そこを読み切って、大学入試は大きく舵を切りました。従来の読解のみの入試は姿を消していき、スピーキング、ライティングの力も試されるようになります。文法の重要性は変わりませんが、文法のための文法というより英語を使うために文法が重要ということです。つまりは教える先生が英語を十分使えなければなりません。大学生の息子が幼稚園のとき、近くのそろばん教室の先生が英語も教えていました。小中学生を教えるとしても、あってはならないことです。
私自身の英語の基礎は、中高一貫の神戸のカトリック系女子校で培われました。仕事で使う英語というよりは、「お嫁入の教養としての英語」という位置づけだったと思います。少人数クラスで音読をたくさん練習できたことが、大きかった。6年間の基礎固めがしっかりしていたので、その後に遭遇したさまざまな状況に合わせることができてきました。
私が中高生だった大昔から、世の中は大きく変わってきましたが、英語学習に関しては、音読の大切さはまったく変わらないのです。