やっぱり洋書

思ったことをすぐに英語で言えたらどんなにいいだろう。私はずっとそう思ってきましたし、みなさんもきっとそう思っておられると思います。だから、読解や文法なんかより英会話を早くから始めなければ、子供たちにたくさん話させなければいけない、というのは一見もっともらしいですが、実は早計です。

私には見事な英語を話す友人が二人いますが、二人とも待ち合わせのときには必ず英語の本を読んでいます。二人とも書く英語も素晴らしく、私は彼らに追いつきたいとこの歳になってまで、まだ英語を勉強しています。

話すとはどういう能力でしょうか?英語でいったい何を話したいのでしょうか?おなかがすいたとか、あれが欲しいとかこれはいくらかとか、もちろんそういうことを言う場合もあるでしょうが、究極、「私はこう考える。なぜなら~」ということを自分の声で日本人以外にも伝えたいのではないでしょうか?

それには論理の流れを作らなければなりません。適切な語彙を使わなければなりません。いくら頭をひねってみても自分だけの能力でできることではありません。自分よりも英語のうまい人の英語を真似させてもらうしかないのです、真似るべきお手本が詰め込まれているのが洋書です。洋書を楽しみながら、たくさん読むことによって、話すことも含めた英語の四技能が育っていくのです。

新中1用の新しいテキストがやっと届きました。楽しい内容をたくさん、たくさん音読してどんどん英語をうまくなっていってもらいたい!と心から願っています。

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