TEAP のリスニング

TEAPのサンプル問題のリスニングはもう聞かれましたか? やはり英検協会が作成に加わってるだけあって、英検のリスニング問題とよく似ています。録音している人も同人物のような気がします。レベル的には「準一級くらいかな」という感じでしょうか。

準一級と同じで、読むスピードは必ずしも早くない。比較的ゆっくり、はっきり。ただ、準一級とは語彙が違う。準一級は社会人を想定しているのでしょう、社会生活全般の語彙にあふれています。薬の処方箋だとか、同意書だとか、プレゼンとかなんとか、そのあたりの語彙が必要になってきます。

TEAPは大学生の生活を想定しているので、エッセイの提出だとか、単位がどうとか、友人との社交とかそんな話題がサンプル問題では扱われていました。大学生活全般での語彙を強化しなければなりません。

で、どうするか? 英検の場合は書店に行けば対策本にあふれていますから、そのあたりの本を勉強すればよいと思います。TEAPの語彙はどうやって強化すればいいのか?とりあえずのお薦めは、Oxford University Press のSelect Readingsシリーズ。実に良質な英文で、語彙もとてもいい。内容も学生生活を取り上げた話題が多く、TEAPの勉強に向いていると思います。

やはり良い洋書を読むことは、語彙だけでなく、英語全般の実力向上に欠かせませんん。これから大学入試の英語は変わっていきます。実際に使用されている英語に、どんどん近づいていくでしょょう。そしてそれは、英語がどんどん、ある意味「難しくなる」ということなのです。黙って耳も口もお休みしたままで、問題集を「解いている」だけでは、とても太刀打ちできなくなるでしょう。

英語の勉強の基本はリスニングと音読。良質な英文のCDを聞き、真似て音読する。必ず、必ず、この二つを日ごろの勉強に取り入れるようにしてくださいね。難しいことはないのです。ひたすら聞いて、真似る。そして書き出す。この単純作業を繰り返すことが、英語の実力向上の基本の基本なのです。

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