音で覚える単語
少学校高学年クラスでは、単語の書き取りをしています。ただ覚えて書くのではなく、音をヒントに自分でスペルを探る練習をするようにしています。まずはRを正しく発音する、発音したら文字で確かめるという具合です。たとえば red は、口でRと発音しているから red と書くということです。そんなこといちいちしなくても、red くらい覚えられるのですが、R を見たらRと発音し、自分の口がRと発音したらRと書くという、この当たり前のことをしっかり身につけることはとても大切です。
単語量は膨大にあります。単語はお金と同じ。覚えれば覚えるほど、助かるのです。高校受験、大学受験やTOEICなどの試験にはもちろんですが、実際のコミュニケーションにおいても、単語量があることがどれだけ救いになることか。ネイティブスピーカーと話していて、にっちもさっちもいかなくなることには、いろんな原因があるでしょうが、まず一つには相手の話した単語がわからない、知らないことがあげられると思います。
この膨大な単語量を覚えるのに、音なしの世界で書く練習だけをしていては、いずれ行き詰まります。音に強くなれば、単語は断然覚えやすくなるのです。それで、高学年クラスでは聞きながら書く、書いては発音するを繰り返しているのです。