フォニックスアルファベット

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小学校でも英語が学ばれるようになりました。いいことだと思います。というのは、中1から何もかも始めると、英語そのものに慣れる時間があまりないうちに、筆記テストが始まってしまい教える側も習う側も、保護者の方もテストの点数が気になってしまうからです。

学習初期に何よりも大切なことは、フォニックスアルファベットの習得です。英語の文字には名前読みと音読みがあります。例えばAa は名前が「エイ」で、音は日本語のアとエの間のような音になります。apple のa です。日本語の「ア」でこれを代用してしまうと、通じない英語になってしまいます。英語には日本語のアのような音が3つありますが、この3つを正確に区別しないと英語は話せないのです。

大昔、私が初めてアメリカに行ったとき、列車の中で知り合った初老の夫婦に Do you live on a ranch? 「あなた方は牧場に住んでいるのですか?」と質問したところ、すぐには分かってもらえませんでした。「Rr」はちゃんと発音したはずなのに、ってしょげ返ったのですが、今思えば「Aa」の発音が弱かったのでしょう。そのくらいわかるんじゃないかと思われるかもしれませんが、些細な違いで英語は通じないものなのです。

で、このフォニックスアルファベットカード。小学生たちは必ずこのフォニックスアルファベットのチャンツでレッスンを始めます。何年も習っていると、「せんせいー、もー、飽きたぁ」って言われるのですが、普段日本語で暮らしている私たちは、油断すると知らず知らずのうちに音がずれてくることがあります。ですから、何度も何度もしつこいくらいに繰り返すことがとても大切なのです。