何もかも言おうとしない

英会話ができるようになりたいと几帳面に勉強一筋の人は多いのですが、几帳面だからいいというわけでもないのが私自身の実感です。例えばよくありがちなのが、「子供の小学校の2,3年生の全クラスがインフルエンザで先週の木曜日から今週の月曜日まで学級閉鎖だった」と、初級者の人がいきなり全部言おうとして、頭がパンク状態になってしまい、結局簡単な文章さえ口からでず、しどろもどろで黙りこんでしまういうことがよくあります。

会話の目的は同じ時を過ごしてくれている相手とやりとりすること。何もかも言おうとして、止まってしまっては元も子もありません。

相手にとって興味があったり大事な情報なら、相手が質問してきます。そこまで待ってもいいわけです。上記の例なら、自分の英語力に合わせて、「インフルエンザがはやっている」、「子供の学校で何クラスか、先週、学級閉鎖になった」などを、相手の受け答えに合わせて、小出しにしていけばいいわけです。全クラスかどうかだの、先週の木曜日から今週の月曜日だのは、おそらく普通の会話では、それほど重要ではないと思います。几帳面に、木曜日から月曜日だって言わなきゃ間違いだなんて、思わなくていいのです。

「少し話して相手の反応を待つ」、これが英会話手始めのコツだと思います。